AKKOのるんるん日記

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フランスのマルシェの中で働いて、日々思うこと

私はフランスの田舎町に住んでいます。フランスというと、パリやカンヌなどセレブな感じがするかとは思いますが、ここはとても田舎で、車が無い不便なところです。でも、夏にはひまわりやラベンダ-の花畑があちこちにあって、まさに黄色と紫の絨毯を敷き詰めたように見えます。オリ-ブ畑、ブドウ畑、秋にはキノコ狩り、自然がとても豊かで割とのんびりしています。

 

 私はマルシェで、ちょっとしたお惣菜やフランス風のお寿司を売っているのですが、このフランスのマルシェの文化が大好きです。最初は、この中に入ってゆくのはとても大変でした。個性的で自由人な人達が多いので、新しく入ってきた人には、結構厳しい態度で接してくるような人もいます。でも、それを乗り越えて毎週行くようになると、とても家族的な付き合いができるようになります。

 

 マルシェで仕事している人たちは、本当にいろいろな人種、年齢、経験のある人がいて、話をするのがとても楽しいです。日本で当たり前といわれていることが他の国から見ると、とても滑稽なことだといわれたりして、常識って何だろう?とか、日本で人間関係うまくいかない人でも、この中では居場所ができるんじゃないかなあと思えました。

 

 それに、フランス人の日本人に対しての印象ってとても良いんですよ。これは、本当に誇りに思います。日本へ行ったことのある人から、また行きたいという声もよく聞きます。日本に住んでいたときは日本の厳しさに文句を言っていたこともありましたが、今はとても誇りに思います。そして、これが続いてゆくように自分も行動したいと思います。